普通のモノクロと違うのはわかるんだけど。
何がいいのか言語化できなかった”ACROS”。
調べてみたら、けっこう腹落ちしましたよ…!
ACROSについておさらい
ACROSは2016年以降、
つまりXシリーズ第三世代以降に搭載された
フィルムシミュレーション。
なんだけど、名前の由来は
富士フイルムが製造している
実在のフィルムです
(現在も売ってますね)。
ACROSフィルムは
「超高画質な黒白フィルム」
「世界最高水準の粒状性と立体的な階調再現」
「優れたシャープネスを備える」
とあります。
ともかく、画質を追求したフィルムだった事が
伺えます。
(引用:https://mall-jp.fujifilm.com/shop/g/g16618328/)
さて、私がACROSを意識しはじめたのは
2024年初頭。
FUJIFILM生誕90周年を記念し、
WONDER PHOTO SHOP 表参道店で
「わたしたちの富士フィルム」展が開催された際。
【 お知らせその2 / はじまります 】
— 古性 のち | 5.11 文学フリマ さ-11 (@nocci_84) January 18, 2024
明日はいよいよFUJIFILM90周年。それに合わせて @FujifilmJP_WPS さんにて #FUJIFILM生誕祭 特別企画写真展 「私たちのFUJIFILM」がはじまります。
総勢40名とわたしも参加させてもらっています。良ければぜひお立ち寄りくださいませ!📷
詳細:… pic.twitter.com/lqvLIEd0fm
古性のちさん、平岡雄太さんが
主宰された本会に
私も参加させて頂いたのですが、
何とも美しいACROSのモノクロ写真を
掲載された方がいて、
目を引いたものでした。
(上の動画で途中に出てきますね)
そんなACROS。いいのはわかるんだけど、
具体的にどうしていいんでしょうね?
調べてみました。
ACROSの言語化
どうも、フィルムシミュレーション登場初期は
「モノクロ」への
課題があったみたいです。
つまり、画質設計した「モノクロ」ではあるが、
別にフィルムのシミュレーションしてる訳
じゃないよね、という。

それを打開するため生まれたACROS。
以下公式サイトから、その特徴を引用します。
・ミドルからハイエストでは、やや硬いトーンカーブを描く。
このことにより、ディティールがより浮き立ち、写真全体をスッキリとシャープに見せることができる。
・シャドー部分…(中略)…柔らかい階調のトーンカーブになっている。
つまり、シャドー部分は、逆に”粘る”よう設計されている。
引用元:https://www.fujifilm-x.com/ja-jp/stories/the-newest-film-simulation-acros/
…たしかに、ACROSはライカ/lumix系のハードモノクロの印象はない。
豊かな階調のためにシャドー部分を柔らかくしているのは合点がいきますね。
画像全体のスッキリ感もありますよね。一部のフィルムシミュレーションは
(いい意味で)野暮ったさがありますが、ACROSの洗練された感じは
元から設計されていると。

そしてもう一つの特徴が「粒状感」です。
以下、再度引用です。
・高輝度の部分、低輝度の部分、それぞれに最適な粒状表現が施されている。…(中略)...
モノクロフィルムがそうであったように。
逆に低輝度の部分には、そこに相応しい粒状表現がみられるだろう。
ひとつの画像の中に、起伏のある粒状がある、それが写真に何とも言えない奥行きを与えているのだ。
・しかも、ACROSは設定感度に応じて、粒状感の出方が変わってくる。
高感度になるにつれ、より強い粒状感が出てくるのだ。まるでフィルムを増感現像しているかのように。
引用元:https://www.fujifilm-x.com/ja-jp/stories/the-newest-film-simulation-acros/
これは目から鱗でした。
もっと正確に言うと、反省しました。
とりあえず現像時にグレインを
入れておけばフィルム感出る!
と簡単に思ってました…
「フィルム再現はそんなに甘くない!」
みたいな感じで怒られたような
衝撃がありました。
そして、高感度になると粒状感出てくるのがフィルム現像と同じ、
という表現も、なんとも味わい深くて
いいですよね。
フィルム愛が伝わってきますし
「今度あえてISO上げて撮ってみようかな」
と思わせてくれます。

まとめ:ソフト系モノクロいいよね
私個人の見解ですが、ACROSはソフト系・ハード系で分けた時
ソフト系のモノクロに入ると思います。
(ハード系は例えば、ライカの「モノクロHC」とかの印象)
ハード系モノクロもいいんですが、ちょっと単調に
なりがちなきらいがあると思ってます。
鮮烈な光と影、みたいな。
その点、ソフト系モノクロは階調を感じられやすい
見やすい写真でいいですよね。
“ACROS”を使った、印象的でやさしいモノクロ。
目指していけるといいですよね!
ではでは。今回はこのあたりで!
ご覧頂きありがとうございました☺️


