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カメラの絞りを決めるとき

  • 2025-04-12

カメラの”絞り”。迷うことありますよね。
私はいつも3つのルールを意識するようにしてます…!

久々に読み直してたんです。
ナショナルジオグラフィックの「プロの取り方 露出を極める」。
思い出したのですが、最初読んだときに一番びっくりしたのが
絞りを決めるときの単純明快なルール。

今回は絞りの3つのルールをご紹介しますね。

注意:
フルサイズカメラを前提に絞り値を話してます!
後述しますが、カメラのセンサーの大きさが変わるとボケやすさが変わります。
センサーサイズとボケ量は大体以下のように変わります(焦点距離50mmの場合)。
他のセンサーサイズのカメラをお持ちの方は、読みかえてみてくださいね。

フルサイズのF4のボケを得るなら…
・APS-CならF2.8(フルサイズ絞り÷1.5)
・マイクロフォーサーズならF2(フルサイズ絞り÷2)

  • おさらい:被写界深度とは
  • ①基本はF8
  • ②物語を語る絞り"最小絞り"
  • ③ボケを作りたいとき
  • まとめ:(一緒に)開放主義から旅立とう

やっぱ開放よ!と私も思いがちですが…

おさらい:被写界深度とは

ちょっと難しい言葉ですよね。「被写界深度」。
これはピントがあっている範囲(距離)を示す言葉です。
この範囲が狭いほど、以下のボケが得られやすいです。

・ピント面より前にある物体のボケ:前ボケ
・ピント面より後ろにある物体のボケ:後ボケ

これは焦点距離200mmのF4だったかな? 背景がだいぶボケてますよね。

以下、被写界深度が狭いことを「ボケやすい」としますね。
ボケやすさは様々なパラメーターで決まります。

<機材関係>
・焦点距離:焦点距離が長い(望遠)レンズほどボケやすい
・センサーサイズ:大きいほどボケやすい

<距離関係>
・撮影距離:被写体との距離が近いほど背景がボケやすい(後ボケ)
・背景との距離:被写体と背景の距離が離れるほど背景がボケやすい(後ボケ)

<設定関係>
・絞り:絞り値が低いほどボケやすい

お気づきでしょうか?
偶然シャッターチャンスに出くわした時、即座に設定変更できるのは
絞りだけなんです。

だって機材変更は即座にはできないし
被写体と背景との距離なんて変えようがなかったりするし…

なので、絞りでボケをコントロールする必要が出てくるわけです。

ストリートの達人なんかは、いつ撮影しても良いよう常にボケない設定にしてたりしますよね。

①基本はF8

さて。一番基本になる絞りはいくつでしょうか。
「露出を極める」では”被写界深度を気にしない絞り”と言ってます。
背景ボケを意識しない、ポートレートとかですね。
なんとF8,ないしF11だと書籍では言ってます。

ちょっとびっくりしませんか?このF値は
一般に全面にピント合わせする意識で使う方が多いと思います。

理由は「センサーやレンズの都合で、最もシャープでコントラストが
高い像が得られるのがF8~11だから」とのことです。

こういう風景とかはボケ関係ないことも多いです。迷ったらF8!

正直レンズによってどの絞りで最高性能になるかは違うと思いますが
最新レンズでも古いレンズでも、F8~11であれば良好な結果なのは
間違いないと思います。
あと、被写体が動いてても被写界深度が深いのでブレにくい点もメリット。

そんなわけで、ボケを気にしないときは
シンプルにF8でいきましょう。

動物撮るときも、シャープに映るのでF8~11は非常におすすめです。

②物語を語る絞り”最小絞り”

最小絞り。ためらう方が多いのではないでしょうか?
だって、回折現象が起きてシャープさが失われるし…
そもそもボケ写真撮りたくて一眼買ってるし…

しかし「露出を極める」では”物語を語る絞り”として紹介されることが多いです。
なんとも弊サイト的に気になるワードですね。
筆者の意図は「前景、中景(被写体)、後景すべてにピントを合わせ、全要素を意識した写真にできる」
からとのこと。

言うは易し。ボケに頼らないと写真の難易度は一気に上ると思っています。
構図内の無駄な要素を削ぐことがむずかしくなりますからね。
背景ボケ作って被写体を際立たせる、それが簡単ー

ただし筆者も言っているように、写真中の複数の要素が
一枚のストーリーを形作る写真は大変魅力的ですよね。
そんなときは迷わずビビらず絞るわけです。

まぁ、F22とか32にするのが怖いのはわかります。
ISO上がるし。
ただ、F16とかなら頻用するべき焦点距離として
意識しておいた方がよさそうですね。
もちろん、望遠や接写(マクロ撮影)ならF16でも
全然ボケたりするので必要なら一層カリカリ絞りましょうね。

マクロだとF2.8でもこのボケようです

③ボケを作りたいとき

さて。ここまでの話で「絞り値、思ってたより高い値を勧められてるな…」
と思ったのは私だけでないはず。

ではボケを得る時はどの程度の絞りが要るのか?
筆者は「F4, F5.8」と言ってます。
え?ズームレンズの開放クラスじゃん…
もっと単焦点でないと厳しい、F2とか2.8と思いきや…

これAPS-Cですが焦点距離およそ50mmかつ換算F4くらい。確かにボケてる…

もちろん、この話には焦点距離も関係します。
筆者はこう考えている模様です。

“ボケが得たい、つまり被写体を際立たせたいなら
そもそも画角内に入る要素は少ない方がいいじゃん
⇒望遠側にズーム”

わざわざ広い範囲を写せる画角で
なぜボケを気にしているのか、ということ。
広角でボケるレンズ面白いですが、面白いを超えていい写真になるか…?
と問われているような気がしてしまいます。

こういうのは望遠側を使わないと中々難しい。

まとめ:(一緒に)開放主義から旅立とう

私はF2.8以下のレンズがないと困ります。
F値を下げれば線が細く繊細な描写になる傾向があり、
ボケと相まって繊細で空気感のある世界を演出できるからです。
あと、暗い場所でISO上げたくないとか、
動いて構図変更できない状況で背景整理するとか結構あるので。

こういう撮影ははボケが頼り…!

ただ、筆者からすれば「甘えだ」と言われている気がしてしまう…
もちろん、作風は好きずきですよ。
でも、ボケは最終手段で、なんとか全面ピント合わせて
うまく物語を語れないのはまずかろう、と問われれば
返す言葉もない…

日本の写真愛好家は繊細な世界観が好きな印象が強く、
開放大好き民がたくさんいると思います。
私もそうですが、そんな方々もF値のバリュエーションを増やして
一緒に”物語を語る”写真を撮っていきたいですね。

それでは!ここまでお読みいただきありがとうございました🌞

ぼけぼけ。
これは被写界深度の意識は不要だね。
ボケるとやっぱり繊細な印象にー
望遠で前後のピント合わせるときは一気にF値を上げて。



							
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