2020年発売の「FUJIFILM 画質完全読本」。
一昔前の機材しかないので少々古いのは否めませんが。
富士ユーザーならめっちゃ楽しく読めるはず!
「FUJIFILM 画質完全読本」について
ご存知ない方向けにご説明すると
これ、雑誌みたいな「本」なんです。
中は富士フイルムのAPS-Cカメラ「Xシリーズ」と
中版カメラ「GFXシリーズ」の情報がぎっしり。
コンテンツ的には、フィルムシミュレーションの紹介と
富士ユーザーの写真家や開発者インタビューがメイン、
カメラ設定とか2020年当時の機材(Xマウントだと第四世代ですね)
の紹介があります。
さて。この本がどのようにすばらしいか、
ポイントを3つに絞って、極力ざっくりご紹介しますね。

ポイント①:フィルムシミュレーションの裏側が見れる!
富士フイルムカメラといえばフィルムシミュレーション。
でも、その「色味」。説明できるかと言われれば難しくもありますよね。
その点、この本にはばっちり解説があります!
例えば「クラシックネガは家族写真のような淡い緑」
といった判りやすいものから
「PRO Neg. Stdは黄色がタマゴっぽくなる」
など中々気が付かないものも!
それに「Astiaは露出過多でも色飛びしにくい」
「エテルナブリーチバイパスは明瞭度上げて硬調に―」
などなど撮影テクニック・おすすめ的な撮り方もあります。
何より、本の途中で赤青緑黄色、肌でどんな色になるか
全シミュレーション分比較した画像が見れるのですが。
さすが公式です。シミュレーション以外の内容は完全に固定されてるので
ほんとうにきっちり比較してみれる。
これが何ともありがたいのです。

ポイント②:細かいカメラ機能を教えてくれる!
現世代には「カラークローム・エフェクト」とか
「スムーススキン・エフェクト」とかありますが
何だっけそれってなりません?
この本には、それら機能の説明がぎっちり書かれています!
画面と合わせて説明してくれてるから、見やすいこと!
しかも強弱の違いとかも載せてくれてる。
こういうの雑に「強」とかにしがちで、説明は有り難いです。
しかも動画撮影のときのおすすめ設定や、
ACROSSで古いフィルム写真のような、粒状感を出すための
設定なんかも書いてあります!
何気にわかりにくい「ファインダー・モニター内表示設定」とか
測光設定による違いとかも紹介してくれてて嬉しいですね☺️


ポイント③:数々の写真家&上野さんへのインタビューが!
こちらの本、たくさんの写真家の方々のインタビューがあります。
それぞれポートレート、風景、ドキュメンタリーだったり。
フィルム世代も経由してきた方々が
どのような思いで富士のカメラを使っているか
垣間見ることができます!
個人的には本開いてしょっぱな、あの濱田英明さんの写真と
インタビューから始まるのがアツかった!
明らかにフィルム写真好きな方が富士使ってるの見ると
「やっぱ富士の写りはフィルムに近いんだなぁ~」と
漠然と思っている私の背中を押して頂いた気持ちになります笑
そうそう。かの有名な「上野さん」のインタビューもありますよ。
かつてはメディア露出も多かった名物開発者ですよね。
もう別部署に移動してしまったみたいですが…
そのインタビューでも写真・カメラ愛がすごいです。
まずご本人の写真がライカ構えてる写真だし、
XF35mm f1.4 rのサイズも”ズミルクス程度にしたかった”
との表現で。
あえて富士フイルムのカメラゴリ押しでないのが
写真・カメラを俯瞰的に見ている感じがあって。
尚のこと、富士フイルムのプロダクトを
好意的に見てしまいます。
まとめ:「見てて楽しい説明書」みたいな。
例えば、今ご覧になっているのが男性の諸兄でしたら
ゲームとかプラモデルの説明書、食い入るように何度も見てしまった経験、ないでしょうか?
内容のまとまりがよく、何ともワクワクさせる構成で。
この本はほんとうにそんな感じなんです。
本質的には説明書、風情がいらなければ買ったときの説明書にも
簡潔に内容は書いてあります。
でも、その裏側の説明があったり。
写真で具体的に違いを示してくれたり。
作ったひと、使うひとの想いが伝わったり。
それは、この本ならではです。

何度か述べてますが、ちょっと内容古いですよ。
ただ、25年5月現在のXシリーズ代五世代では
第四世代と極端に変わっていないですし
ほとんどの内容は全然陳腐化してないです!
執筆時点ではまだまだ二千円前半代で新品買えますし。
ほんと。おすすめです。
半年に一回くらい読むと思いますよ笑
ではでは、今回はこのあたりで!
ご覧頂きありがとうございました☺️